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木材 天然乾燥室倉庫 新築工事

前回の続き

昨年から続いている書類などをしていたら、こちらは全く更新が出来てませんでした。

自分の仕事の遅さに嫌気がさします・・・。

さて、表題の木材自然乾燥室ですが、現場は竣工致しております。

それでも、楽しみにしている(いるのか?)あなたの為に工事状況をUPいたしますね。

外壁材は杉板を使用し、施工方法は大和張りにしました。

が一層目でが二層目になり、雨仕舞いを考え2層目(上側)の接手は、一層目(下側)の接手より下側に施工する事で、雨漏れリスクを最小にしています。

それともう一つが、切断面の加工ですが、水切れを良くするため少し斜めにしております。

杉板外壁でコストを落とす為に、流通している板材を使用するのではなく、製材されたままの粗削り板を使用しました。

この板を仕上げに使うメリットは

・コストが抑えられる

・塗装の載りが良い

・表面積があるので乾きが早い

・勇ましさがある     等

デメリットは

・手触りが悪い

・見た目が悪い   等

上記はあくまで弊社の考えになります。

超仕上げ(カンナ)で仕上げたほうが表面積が少なくつるつるしているので水はけは良いとお考えもあります。

それも正解だと思います。

しかし塗装するのなら表面積が多い荒木が良いかなと。

無塗装なら超仕上げが良いと思いますが。

これは、各々考えがあると思います

又、板の表と裏があるのですが、丸太の芯側が裏で表皮側が表です。

表側は加工すると綺麗になるので床などの仕上げ面に使われます。

弊社の外壁施工は裏側を使用しているのですが、何故か解りますか?

それは、

裏側の方が水に強いのと、木の性質状、木表側に反るので隙間が空く為です。

見た目と手触りが悪いので指に刺さりやすいのが欠点です。

このような理由で、木表が仕上げ面に使われる理由があると思いますが、性質を考慮して適材適所で弊社は考えているです。

2024/01/30  | ブログ,日記,現場施工