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社員大工が支える“構造の安心”。現場で見えること

前回の続き

家は家族を守る。
建徳の「6つの高品質」宣言 耐震性能その3

家の強さは、図面の上だけでは決まりません。

構造計算でどれだけ精密に設計しても、実際にその図面を形にするのは「人の手」です。

建徳では、設計から施工までをつなぐ存在として、経験豊富な社員大工が現場の中心に立っています。

たとえば、柱一本の[立て方]ひとつでも、わずかなズレが後の強度に影響します。

大工たちは寸法(精度)を確認しながら、構造材が正しく力を受ける角度や締め具合を読み取ります。

計算だけでは測れない「現場の精度」を保つのが、大工さんの大きな役割なんです。

建徳の現場では、耐震等級3の設計図をもとに構造金物の位置・梁の取り合い・壁の配置を確認しながら施工を進めています。

職人同士が声を掛け合い、図面にない微妙な調整をその場で判断。

こうした[現場力]があるからこそ、構造計算どおりの性能がきちんと発揮されるのです。

また、建徳の大工は社員として働いているため、家が完成したあとも関係が続きます。

自分が手掛けた家を定期点検で訪ねることもあり、[なつかしさや・さびしさ]等が実感する瞬間があるんです。

そんな愛着感が、現場の精度にもつながっていくんですよね。

ouchiは、人がつくるもの。

そして[人が守るもの]でもあります。

だからこそ建徳では、社員大工が胸を張って「この家は自分が建てた」と言える現場づくりを大切にしています。

次回は、「見えないところにこそ価値がある」──建徳が家づくりで大切にしている考え方をお話しします。


私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。

2025/12/06  | ブログ,性能,日記

今年の雪、ちょっと早くない? 沼田の朝が一気に冬モードに

昨日、群馬県に大雪警報が出ていました。
とはいえ、夜の20時ごろの沼田はまだ静かで、夕食後子供たちと窓を見ながら「本当に降るのかな?」という感じだったんですよね。

正直、12月に入ったばかりなのであまりピンと来ていなくて、「まぁ多少舞う程度かな」なんて思いながら寝たのですが、今朝いつものようにカーテンを開けたら、 一面まっ白。
「おお、積もった…」と、つぶやいてしまいました。

例年は「クリスマス前後」が本番なのに

長年沼田に住んでいると、なんとなく「本格的に降るのはクリスマス前後」
という冬のリズムみたいなものがあるんですよね。

・12月上旬にチラチラ初雪
・クリスマスあたりから本気モード
・1月〜2月でドカっと来る
ざっくりですが、毎年こんなイメージです。

それが今年は、少し早めにドンと来た感じでした。
体感的にも、「あれ? もうこんなに積もる?」という朝だったんですよね。

南岸低気圧と寒気の“タイミング一致”

本来、関東の南側で雪(いわゆる下雪)が降るのは1月後半から2月のイメージが今回は降りましたね。
今年は、
12月の段階で関東北部まで強めの寒気が入り込み、さらに日本海側からの雪雲が内陸まで届きやすい気流配置になった影響かなと。

気になって、天気図や気象の解説を少し調べてみたんですが、どうやら今年は、 上空の偏西風がいつもより南に下がり気味なんだそうです。

その影響で、12月の段階で「関東南」まで寒気がスッと入り込んだとのこと。

だから

今年は早くに雪が降ったようです。

(雪対策の準備が進んでないと思われるので事故やケガが心配になります。)



関東南まで冷たい空気が届くということは、その手前にいる 北関東・沼田あたりは、当然もっと冷えるわけですよね。

そこにちょうど、日本海側で発生した雪雲が、上空の風に乗って内陸まで届きやすい流れになっていた。
その結果が、

・夜の20時ごろは「まだ降ってないね〜」
・寝ているあいだに静かに雪雲がかかり続けて
・朝起きたらしっかり積雪していた

という、流れだったようです。

沼田って、日本海側のドカ雪エリアと、関東平野以南の下雪エリアのちょうど中間。


風向きと寒気の入り方次第で、降り方がコロッと変わる、なかなかクセのある地域だなと、あらためて感じました。

雪が降り、暮らしも現場も一気に冬モードに。

今朝は、会社に向かう途中の道でも、雪かきをしているご近所さんや、白い息を吐きながら登校する子どもたちの姿が目に入りました。

現場でも、
「今日は足元すべるから、気をつけよう」
「スタッドレス早めに替えといて良かったです」
なんていう会話から一日がスタートです。

寒いんですが、こういうやりとりに、
「今年もいよいよ冬が始まったな」と実感するんですよね。

こういう日にこそ【家の性能】がよく分かる

弊社建徳にとっては
[家の性能がもっとも体感できる季節]でもあります。

・外が氷点下でも室内の温度が安定する

・結露が出にくい

・各部屋の温度差が少ない

・暖房の効率が良い
など、雪の日こそ住宅のクオリティを感じやすい時期。

お引き渡し後のお客様から
「去年より明らかに暖かい」
「雪の日でも長袖1枚で快適です」
という声をいただくのも、ちょうど今の季節です。

こういう部分が、以前の住まいとの違いとして、すごく分かりやすく出てくるんですよ。

雪の日というのは、
「図面上のC値や断熱性能の話」が、「体感レベルの話」に変わるタイミングでもあります。
数字だけじゃなくて、「あ、たしかに違うね」と実感してもらえる季節なんですよね。

今年の冬は、まだ序盤戦

今回の積雪は、まだ冬の入り口みたいなものですが、例年より少し早くスイッチが入ったような印象でした。

このあと、例年どおりクリスマス前後にもう一段寒気が来るのか、
それとも今年らしく気まぐれな寒気が出たり入ったりするのか。

どちらに転んでも、沼田の冬と上手に付き合いながら、
「冬でも快適に暮らせる家づくり」を続けていきたいなと思っています。


2025/12/04  | ブログ,日記

新木造住宅産業協会「新住協」関東支部セミナー

先週末は協力会の静岡旅行に行き、今度は26日大宮で研修会です。

見積もりや図面が溜まってますが、創設者であります鎌田先生のセミナーが聞きたくて足を運びました。

決して遊びではありません💦



当日の内容は5部構成。

午後1時より5時半まで内容の濃いお話をお聞きしました。

1.気象データで見る近年の猛暑                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

あなたも感じてるようにここ数年の夏はすごく暑いですよね。

新住協では全国の主要都市の気象データを蓄積していて、グラフを拝見するととても分かりやすく、おおざっぱに日本海側から上の地域は2023年が一番暑く、関東から南の地域は2025年が暑かったそうです。

※広島・福岡・宮崎・鹿児島は2024だそうです。

興味深かったのは、観測地点の影響もあると思いますが、前橋と東京がほとんど同じ気温を推移してることと、以前から関東より南の地域は夜間もエアコンが必須だったが、関東もここ数年で通風をすると暑くなるのでエアコンが必須になっている。

やはり以前から取り組んでいる全室24時間冷房が良いとのお話でした。

2.夏涼しい設計手法

上記の夏の猛暑に対しては全室24時間冷房が、「快適な暮らしを実現する唯一の手法」であるとお話されてましたが、猛暑日以外で特に春や秋など冷房を使わない期間が多くあるので、日射遮蔽の工夫や通風をよく計画しなさいと言われました。

弊社ではすでに、シュミレーションソフトを活用して取り組んでましたので、間違いではないんだと思いました。

一部巷では通風は悪と言われてましたので、ホッとしました。

その他の内容はここでは難しい内容なので、ここまでとします。

参加人数が今回はすごく多かったのは皆さんも冷房運転や木外装に興味があったんだなと。

私自身、知らなかった事が多く大変勉強になりました。

主催者の皆様、大変貴重なお時間をありがとうございました。

2025/11/28  | ブログ,日記

耐震等級3って本当に必要? その意味と建徳の基準

前回の続き

家は家族を守る。
建徳の「6つの高品質」宣言 耐震性能その2

「耐震等級3って、そこまで必要なの?」という声を時々いただきます。

確かに、建築基準法を満たす“等級1”でも家は建てられます。

けれど、私たち建徳では全棟で耐震等級3を標準としています。

理由はひとつ、「いざという時に、家族を守る強さ」を備えたいからです。

少しわかりやすく言えば、耐震等級とは“家の強さの目安”です。

車でいうところの安全性能のようなもので、等級1が軽自動車、等級3はランドクルーザークラスの強度。

つまり、災害時でも“動ける”家を目指しているのです。

そしてもう一つ大切なのが、構造計算(許容応力度計算)

多くの住宅では、簡易的な壁量計算だけで建てられているケースもあります。

建徳では、全棟で構造計算を実施し、梁や柱の一本一本にかかる力を数値で検証しています。

これにより、地震の揺れだけでなく、雪や風などの外的荷重にも強いバランスの取れた構造が実現できます。

実際に現場では、構造計算の結果をもとに金物の配置や耐力壁の位置を細かく調整しています。

社員大工が図面と現場を照らし合わせながら「ここの梁を太くしよう」と判断することも少なくありません。

設計図と現場の職人の目が重なることで、初めて“数字に裏付けられた安心”が形になります。

耐震等級3というのは、単なる数字のランクではなく、「万が一の時も、家族を守れる設計思想」の表れです。だからこそ、建徳ではこの基準を“当然のこと”として続けています。

次回は、実際の現場で社員大工たちがどのように“構造の安心”を支えているのか、その裏側を少しだけご紹介します。


私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。

2025/11/27  | ブログ,性能,日記

建徳協力会で静岡へ!

弊社建徳と協力会社で作られている「協力会 マイウス」

名前の由来は古代ローマ神話の春の女神マイアにちなんで名付けられました。マイアは豊穣の女神だそうで、

穀物が豊かに実ることや、物事が豊かな状態を指す言葉だそうです。

30年以上前から活動してるそうで、当時は五穀豊穣を願ってたのかなと思います。


それでは、「協力会 マイウス」の1泊2日の研修旅行の日記を書きます。

当日は、

朝早くの集合なのに、建徳の事務所前には不思議と「眠さ」よりも「ワクワク」が漂っていました。

「おはよう!」「今日楽しみだね」

普段は現場で黙々と作業する職人さんたちも、この日ばかりはいつもより柔らかい表情です。

令和7年11月22日・23日の1泊2日で、協力業者さんと一緒に静岡へ研修旅行に行ってきました。
学びがあって、笑いがあって、時々ちょっと真面目な話もあって――まるで「家族旅行」のようなあったかい時間になりました。
今回は、その様子を写真とともに振り返ってみたいと思います。

1日目|沼田を出発。最初から“家づくり仲間”の空気

朝6時15分、まだ薄暗い中でバスが到着。
普段の建徳の家づくりを支えてくれているメンバーが続々と集まります。

現場ではそれぞれプロとして厳しい目で仕事をしている人たちですが、バスに乗り込んでしまえば、もう同じ「旅の仲間」。
座席を決めるだけでちょっとした笑いが起きて、「ああ、やっぱり建徳の協力会はいいなあ」と感じるスタートでした。

三嶋大社|1200年以上の歴史に触れて、それぞれの大切さを思う

最初の目的地は静岡県三島市にある「三嶋大社」。
創建は奈良時代ともそれ以前とも言われる古社で、伊豆国一宮として古くから人々の信仰を集めてきました。

源頼朝が挙兵する際に戦勝祈願をした場所としても知られており、
「ここから歴史が動いたのか…」と、境内に立つだけで背筋がスッと伸びるような感覚になりました。

当日は何かのイベントだったのか、近くには行けませんでしたが、きれいに整えられた回廊や社殿の佇まいを眺めながら、ある大工さんがぽつりと一言。
「やっぱり、長く残る建物って“軒が出てたり、構造材が太い”からしっかりしてるんだよな」
家づくりにも通じる言葉に、周りのみんなも思わずうなずいていました。

沼津港|海の幸を前に、職人さんの表情もさらにやわらかく

お参りを終えた後は、しばらくバスに乗り沼津港で昼食タイム。
新鮮な海の幸が並ぶ店が立ち並び、あらかじめ予約した「武田丸」さんへ。


普段は寡黙な職人さんたちも、この時間はすっかり“食いしん坊モード”。
仕事の話だけでなく、家族の話や趣味の話で盛り上がり、
お互いの新しい一面を知るきっかけにもなりました。

韮山反射炉|世界遺産で感じる“技術を受け継ぐ”ということ

昼食後に訪れたのは、世界文化遺産「韮山反射炉」。
幕末期に大砲を鋳造するために造られた施設で、日本で現存する唯一の反射炉。

西洋から学んだ技術を日本の職人たちが必死に吸収し、試行錯誤しながら形にしていった場所。
レンガを積み上げた煙突や炉の構造を間近で見ると、現代は鉄骨で補強してあるが、当時の熱気が今も残っているような気がします。

「図面も今みたいにそろってなかっただろうに、よくここまで高く作れたよな」
「俺たちも、100年後に『これを建てた職人、すごいな』って言われる家をつくりたいね」
そんな会話が自然と出てくるあたり、やっぱりみんな“ものづくりが好きなんだな”と感じました。

ジャパン建材 川奈研修センター|大宴会

1日目の後半は、今回のメインでもある「ジャパン建材様 川奈研修センター」へ。
今回の旅行が計画できたのも「ハウスデポ北毛」さんの多大なるご協力のおかげで行ける事が出来ました。

テーブルには海の幸や静岡名物が並び、どの席も盛り上がりっぱなし。



「このメンバーだから現場がうまく回るんだよなぁ」

そんな言葉が自然と出てくるほど、建徳の協力会は“家族のようなチーム”です。

宴会の途中では、趣味の話がでて備え付けのピアノを弾いたりドラムをたたいたりして頂き、

笑いと拍手が絶えない温かい夜になりました。



普段は照れ屋な大工さんが意外と面白い一面を見せたり、

いつも静かな人が急に饒舌になったり…そんなギャップもまた宴会の醍醐味です

料理も豪勢で大変おいしく頂きました。

2日目|歴史ある建築と海辺の街を巡る

久能山東照宮|国宝建築の細部に、大工魂が・・・

2日目の最初に向かったのは「久能山東照宮」。

山の奥地に建造されていますのでその場所に行くまでにロープウェイに乗って移動。


徳川家康公を祀る社殿は国宝に指定されており、極彩色の彫刻や、細部まで丁寧に施された装飾が見どころです。

一歩足を踏み入れると、柱一本、扉一枚に至るまで、ため息が出るほどの手仕事。
大工さんたちは時間を忘れて細部に目を凝らしていました。

「この彫り物、どうやって仕上げたんだろう…」
「現代の道具がなくても、ここまでできるんだな」
長い年月を経ても多くの人を惹きつける建築物は、やはり“本気の仕事”の積み重ねなんだと実感します。

エスパルスドリームプラザ|自由時間は家族へのおみやげ探し

お昼は清水港にある「エスパルスドリームプラザ」へ。
海沿いの商業施設で、飲食店やお土産屋さんなどが並び、自由散策にはぴったりの場所です。

各自好きなお店で昼食をとり、「子どもに何を買って帰ろうか」と真剣に悩むお父さん職人の姿も。
誰かのためにお土産を選ぶ時間って、その人の優しさがにじみ出る瞬間だなと感じましたね。

帰り道|「また一緒にいい家をつくろう」そんな気持ちになるバスの中

帰りのバスの中は、皆さんお疲れモードでしたね。
旅行話で盛り上がる人、静かに景色を眺める人、寝てる人。
それぞれ思い思いに旅の余韻を楽しんでいました。

「来年はどこ行く?」「今度は今回これなかったメンバーも連れてきたいね」
そんな会話が自然と出てくるのは、日頃から現場で支え合っている仲間だからこそだと思います。

今回の静岡研修旅行を通して、改めて感じたのは、社長が築いた建徳は手前味噌ですが「いい会社」だとな思いました。創業50年を迎えられた事は伊達ではないと思いましたね(笑)。

  • 仲間を大切にして、よく笑う
  • 新しいことを学ぶのが好き
  • 施主さまの暮らしを真剣に考えている
  • 自分の仕事に、ちゃんと誇りを持っている

そんな人たちが集まっているからこそ、家づくりの現場も自然と明るくなるんだと思います。

「建徳って、なんだかいい会社だな」「こんな仲間と一緒に働いてみたいな」
もし少しでもそう感じていただけたら、とてもうれしいです。
これからも、協力業者さんたちと力を合わせて、群馬での家づくりに真剣に向き合っていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2025/11/25  | ブログ,日記

地震の多い日本で、どんな家が本当に「安心」なのか?

家は家族を守る。
建徳の「6つの高品質」宣言 耐震性能その1

地震があるたびに、「うちの家は大丈夫かな」と不安になる方も多いと思います。

群馬県も決して地震が少ない地域ではありません。

山や川に囲まれた沼田周辺でも、ここ数年は体に感じる揺れが増えてきた印象です。

私たち建徳が考える「安心できる家」とは、ただ壊れない家ではなく、家族が安心して暮らせる時間を守る家です。地震が起きてもすぐに避難所へ行かなくてもいい、子どもたちがいつも通りの生活を続けられる──そんな日常を守ることが、本当の“耐震性能”だと考えています。

建徳の家づくりでは、全棟で構造計算(許容応力度計算)を行い、耐震等級3を標準としています。

これは建築基準法の1.5倍の強度にあたる設計基準で、消防署や警察署と同等のレベルです。

数字だけを見ると難しく聞こえますが、要は「家族を守るためのゆとりを設計に組み込む」ということなんです。

耐震性能が向上すると地震保険が割引になり、等級3だと割引率が50%になるのです。

実際に施工するのは、建徳の社員大工。

(社員大工の良い所は月給制なので、手間を惜しんでもお給料は一緒ですので時間が無いからと投げやりになりません。)

図面だけでは分からない構造の“力の流れ”を現場で読み取り、金物の位置や梁の取り合いを微調整しながら仕上げています。

経験と技術の積み重ねがあるからこそ、数字では見えない「安心感」を形にできるのです。

次回は、その「耐震等級3」がなぜ必要なのか、そしてどんな違いがあるのかを少し専門的にお話しします。

もし今、家づくりを検討されている方は、耐震性能を“デザインの裏側”としてぜひ意識してみてください。



私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。

2025/11/11  | ブログ,性能,日記

【受賞報告】ソーラーサーキット交流会で「技術協力賞」— 木材乾燥室に大開口フレームを採用(群馬・沼田の建徳)

群馬県沼田市で高気密・高断熱の家づくりに取り組む建徳です。先日参加した 「ソーラーサーキットの家 交流会」にて、当社が 「技術協力賞」をいただきました。評価ポイントは、以前ブログで紹介した 「木材乾燥室への大開口フレーム採用」という、性能と工夫を両立させた取り組みです。

第1部:セミナーで得た学び(群馬の気候と住宅性能)

セミナーでは、これからのSNS戦略やソーラーサーキット(外断熱+二重通気)の最新事例がありました。

ソーラーサーキット工法では地域の 気候条件に合わせた温湿度コントロールがテーマに。

湿度が多い沖縄県でもソーラーサーキット工法が採用され検証したとの事。

本来2重通気工法の大天敵である湿気。ソーラーサーキット工法では難しいのでと思っていましたが、「科学で願いをかなえる会社」は違います。(親会社)

湿気を抑える新たな技術が導入されていました。

年々湿度が高くなる日本。数十年前の沖縄の気候が今の東京都だそうです。

これは群馬でも同じですので今後はこの新技術を弊社も採用していきます。

内陸で寒暖差が大きく、 夏の排熱・冬の保温の切り替えを軸に設計し、湿度を抑制し新ソーラーサーキット。

建徳でもC値0.3前後の気密測定高断熱設計、そして 高耐震・高耐久を基本とし、数値と体感の両面から最適解を探っていきます。

第2部:授賞式で「技術協力賞」— 木材乾燥室×大開口フレームの意味

受賞対象は、過去記事「木材乾燥室に大開口フレームを採用」で触れた取り組み。乾燥室は安定した品質の木材を確保するために欠かせませんが、 メンテ性・可搬性・安全性の観点から「大きく開く、でも剛性は落とさない」設計が必要でした。

  • 大開口でもたわみと応力を制御:フレーム形状・接合・補剛を最適化
  • 現場運用のしやすさ:人と材料の動線、点検性を確保
  • 耐久・防蟻の両立:乾燥管理+エコボロンの防蟻で総合的に劣化因子を低減

結果として、「開口部の利便性」と「構造安全性」を同時に満たす実装ができ、評価をいただきました。建築本体の性能だけでなく、素材の品質管理〜施工〜運用まで 一気通貫で見直すことが、住まいの寿命を伸ばす近道だと考えています。

懇親会:仲間の熱量で再確認

懇親会では、全国の工務店さんと「どう伝えるか」「地域らしさをどう活かすか」を語り合いました。 数字や構造だけでなく、暮らしの実感まで含めて届けること。建徳が大切にしている姿勢を、もっと磨いていきます。

群馬・沼田で「性能と真心」の家づくりを

受賞は、毎日現場を支える社員大工・協力会社、そして私たちを信頼してくださるお施主さまのおかげです。 これからも高気密・高断熱・耐震等級3(許容応力度計算)の標準を守りつつ、見えないところに手間をかける建徳らしい家づくりを続けます。

ご相談はこちら
※ お家造りで迷子のあなた、是非ともご相談ください。

関連記事(内部リンク)


よくある質問(群馬・沼田の家づくり)

Q. ソーラーサーキットは群馬の気候に合いますか?

A. 内陸で寒暖差の大きい群馬では、夏の排熱・冬の保温に優れた二重通気+外断熱の考え方が有効です。建徳では気密測定・断熱設計・通気経路の最適化を前提にご提案します。

Q. C値(気密性能)はどのくらいを目標にしていますか?

A. 目安としてC値0.5前後を目標にしていますが、実際は0.3前後が多いです。実測と再施工で精度を高め、温度ムラや結露リスクの低減につなげます。

Q. 防蟻(シロアリ対策)は何を使っていますか?

A. 主に建物内はエコボロンPROのホウ酸系を採用。防腐効果もあるので長期の耐久性向上を図ります。

外周面ではアルトリセット200SCは散布し、内と外のwバリアを基本仕様としています。

Q. 見学や相談はできますか?

A. 予約制で相談会を行っています。こちらのフォームからお気軽にご連絡ください。

この記事は、群馬県沼田市の工務店「建徳」がお届けしました。
私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。

2025/11/05  | ブログ,日記

「1000万円台の家」って本当にお得?― 建徳が“総額で伝える”理由

スーパーに行くと、お肉などの値札に大きく「g○○円」と書いてあって、つい安い!と思ってカゴに入れてしまうこと、ありますよね。
でも実際にレジで合計を見ると、「あれ、思ったより高いな…」なんてことも。


安く見えるより、最初から正直に。

建徳は「本体価格」ではなく、暮らせる状態まで含めた総額でお伝えします。

はじめに

最近、「1000万円台~で建つ家」という広告をよく見かけます。安くていいな、と思う反面、実際に話を聞くと「それって照明とか諸経費は別なんですか?」という声をよく聞きます。

建徳はそんな“あとでわかるびっくり”をなくしたい。

だから、最初から“暮らせる状態の総額”でお伝えしています。

「本体価格」と「総額」って、どこが違うの?

家の価格には「本体価格」と「総額」があります。

でもこの2つ、見えるようで見えない差があります。

多くの会社が出している本体価格は、建物そのもの──いわば“箱の部分”の金額だけ。

本体価格に含まれないことが多いもの

・設計・確認申請などの費用

・照明・カーテン・エアコンなどの設備

・外構(駐車場・アプローチ・フェンス 等)

・仮設費・保険・現場管理費などの諸経費

これらを合わせると、実際は数百万円プラスになることが珍しくありません。

建徳が“総額で”伝える理由

① あとでがっかりしてほしくないから

家づくりって、ワクワクと同じくらい不安もありますよね。

建築中に「えっ、これも別なんですか?」と感じる瞬間ほど、気持ちが冷めてしまうものはありません。

だから建徳は、最初から「ここまで含めてこの金額です」とお伝えします。

お客様が安心して家づくりを楽しめるように

② 比べるなら“総額”でないと意味がない

チラシでは安く見えても、必要なものを足すと建徳と同じくらい──むしろ高いことも。

本体価格だけの比較=氷山の一角です。建徳は“暮らせる家”の価格をご提示します。

③ 坪100万円でも、納得できる内容を

建徳の家は坪100万円前後。でもそれには、性能・保証・安心が含まれています。

・許容応力度計算した耐震等級3の構造

・高気密高断熱(C値0.3前後の目安)

・シロアリ対策「エコボロンPRO+建物周りのW工法」標準施工

「家の中身」までしっかり考えた金額。

“安く見せる家”ではなく、“長く安心して暮らせる家”が建徳の答えです。

施工事例

お客様の声

最初の見積りから「これで全部」と言われて安心しました。

引き渡し後の追加費用がなく、最後まで気持ちよく家づくりができました。

他社より高く見えたけど、総額で見たらほとんど同じ。性能を考えて建徳で正解でした。

まとめ

家づくりは、一生に一度の大きな決断。

だからこそ、「後から知ってがっかり」ではなく、最初から“本当の価格”を知って納得してほしい。

これからも、性能で安心を届け、価格で信頼を裏切らない家づくりを続けていきます。

建徳では、見た目や価格だけでなく、家の「中身の性能」にもとことんこだわっています。
耐震シミュレーション温熱シミュレーションで、設計段階から“安心の見える化”も行っています。


ご相談はこちら

「総額ってどこまで含まれるの?」「他社の見積りと比べたい」など、気になることはお気軽にどうぞ。地元・沼田で、じっくりお話しできます。

お問い合わせ

2025/10/21  | ブログ,日記

【保存版】GX ZEH時代の家づくりガイド|2027年以降に建てる人が知っておくべきこと「群馬 工務店」

 HPをリニューアルしたのは良いんですが、相変わらずブログのペースが上がりません。

弊社も急激なインフレの影響で新築物件は今現在ゼロです。

リフォームでは数年前より始めた「性能向上リノベ」が好調で有難いことに現場はフル回転です。


 さて、表題の「GX ZEH(ジーエックス・ゼッチ)」という言葉を最近よく耳にするようになりました。
これは、2027年4月から正式に始まる新しい省エネ住宅の基準のことです。
これまでのZEH(ゼッチ)とは何が違うのか?
これから家を建てる方は、どんな点に気をつけるべきなのか?

ここで、現場で家づくりを続けてきた私の目線で、できるだけわかりやすく解説します。


■ GX ZEHとは?簡単に言うと「次世代型の省エネ住宅」

GXとは「グリーントランスフォーメーション」の略で、
エネルギーを自給し、災害にも強く、CO₂排出を減らす家を目指す考え方です。

これまでのZEHは「太陽光発電で年間の消費エネルギーをゼロにする」ことを目的にしていましたが、
GX ZEHでは、さらに

  • 断熱性能の強化(断熱等性能等級6以上)
  • 再エネを活用しやすい設計
  • 蓄電池+HEMS(エネルギーマネジメント)による自家消費

が求められます。

まり、GX ZEHは「つくる省エネ」から「備える省エネ」へ進化した家なんです。


■ 2027年から家づくりがどう変わるのか?

経済産業省が発表した内容では、2027年4月以降、
新築住宅は順次GX ZEH基準を満たす方向にシフトしていきます。

性能面はもちろん、停電時や災害時にもエネルギーを自立して使える家が主流になります。


■ 群馬の家づくりとGX ZEHの相性

群馬のように寒暖差の大きい地域では、断熱・気密・通気のバランスがとても重要です。

冬の冷え込み、夏の猛暑に耐えながらも、光熱費を抑え、快適に暮らせる家を建てるには、
C値(気密性能)とUA値(断熱性能)の両立がポイントです。

建徳では、すでに
「トリプル性能保証住宅(耐震・断熱・防蟻)」をベースに、GX ZEH時代を見据えた仕様の検証を始めています。


■ 補助金や認証制度も変わってくる

GX ZEH対応住宅では、補助金制度も新しくなります。
現行の「ZEH支援事業」は2027年度以降、「GX住宅支援事業(仮称)」として再構築される見込みです。
内容はまだ発表途中ですが、
太陽光+蓄電池導入で優遇枠が広がる方向です。

建築コストが上がる分、補助金を上手に活用することが大切です。


■ 弊社からのひとこと:数字よりも“想い”を忘れずに

性能を数値化することは大切です。
でも家づくりの本質は、「家族が安心して笑って過ごせる空間をつくること」だと私は思っています。

GX ZEHの基準は、あくまでそのための“道しるべ”です。
制度や数字に振り回されず、
暮らしの質を高めることを第一に考えていきたいですね。


■ GX ZEHは“未来への備え”の家

これからの家は、
「地球にもやさしく」「家族にも安心で」「エネルギーにも強い」
そんな“三方よし”の時代に入ります。

建徳では、2027年以降も、
地域の気候に合ったGX ZEH住宅をしっかり提案していきます。

2025/10/15  | ブログ,メモ,日記

【新築 リフォーム】くらしたのしGUNMA2025に出展しました!【 群馬県 沼田市 工務店 】

こんにちは!有限会社建徳、広報の金井です🌼

2025年9月6日・7日に開催された上毛新聞社主催の「くらしたのしGUNMA」に行ってきました!

このイベントは群馬県の住まい・住宅・暮らしに関わる企業が100ブース集まった大規模な展示会で、2日間で合計12,000人のお客様が来場されました。

会場では、ものまね芸人のキンタロー。さんの楽しいステージや、地元団体のかわいいチアダンスの発表もあり、ご家族連れで大盛況でした!

弊社、有限会社建徳は、“一般社団法人群馬県木造住宅産業協会” に所属する地元工務店です。

群馬県産の木を使用した木造住宅の新築・リフォームに力を入れており、地産地消の家づくりを大切にしています。

すごくかみ砕いて言うと、木造建築に詳しい・木が大好きな工務店が集まった団体です!

今回は、建徳の大工さんが制作した木の骨組みをブースに設置しました。

多くのお客様が見上げて驚いてくださいました。
建徳の大工さんが一生懸命作っているのを知っているので、とてもうれしかったです。

木造住宅産業協会のブースでは「オリジナル缶バッジ制作体験」を実施しました。

お子さまが楽しみながらバッジを作っている間に、

ご両親に住宅に関するお困りごとや新築・リフォームのご相談を伺い、

お近くの工務店をご紹介させていただきました。

イベント中に

「ちょっとした住宅の不具合は、どこに相談すればいいかわからない」

というお悩みを何度か頂きました。

大きな企業さんだと、お庭のお悩みや小さなお家の不具合は聞きづらいところがあるみたいです。
(聞いたらきっと親身になってくれるとは思うんですが…汗)

でも地元の工務店として、有限会社建徳は“新築からリフォーム、お家の修繕”
お家のお困りごとは大きなことから小さなことまで対応し、
お施主様とずっとお付き合いをしていく、という気持ちはどこの会社さんにも負けません!


ぜひお任せください!と建徳をお勧めしましたが、
残念ながら館林のお客様でしたので、館林地域の工務店さんにバトンタッチしました笑

缶バッジ体験は大変好評で、1日100個用意したバッジが午後3時頃にはすべて完売してしまいました。
ご参加いただけなかったご家族様には申し訳ありませんでしたが、

その分、住まいや新築に関するじっくりとしたご相談を承ることができました。

今回ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

これからも、群馬、沼田市で 木造住宅の新築やリフォームをお考えの方に

寄り添える工務店として活動してまいります!

またこのようなイベント出展がありましたら、インスタグラムやホームページでご案内いたしますので、

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2025/09/10  | ブログ,豆知識

ここまでやるの?と驚かれる高気密・気密工事の実態|群馬でC値0.5以下を保証する(有)建徳の現場ルールその1

 最近現場ネタをあげてないので、建徳はヒマなのかと思われそうですが、雪解けと同時にここでは言えませんが、大きな物件を施工させて頂いております。

有名な設計事務所で物件もまたホテル等を手掛けている誰もが知っている会社です。

連日猛暑が続く中、頑張っていただき、引き渡しももうすぐになりました。

来月以降からは、現場ネタを更新できるかと思います。

さて、表題の件ですが、

「完成したら見えなくなるところに、そこまで時間かけるんですか?」
現場立会いや同業者にほぼ毎回いただくリアクションです。


でも私たち(有)建徳は、“見えないところ”にどれだけ手間をかけたかで、冬の朝の一歩目の“ヒヤッ”や、10年後の壁内コンディションが変わると本気で考えています。
今日は、お客様が驚く“ここまでやる気密工事”の裏側をご紹介します。


C値“0.5台以下”を狙う理由

  • C値って何? → 家全体の隙間を延べ床面積で割った数値。小さいほど“すきま風”が減り、暖冷房ロスが少ない。
  • 体感の違い:C値2.0前後 → 外の空気を入れたくなる。C値0.3台 → 空気が新鮮。
  • (有)建徳の運用:引渡し前“1回”ではなく、気密工事終盤でプレ測定→最終仕上げ後に本測定の2段階。
    • プレ測定で漏気ルートを洗い出し → 写真+是正リスト化 → 再封止。

いくら優秀な職人さんでも人間ですから、「最初から完璧を目指すより“直せるタイミングで”測る方が、結果と安心が残りますので2回実施」


“気流止め”=地味だけど実は一番重要な事

やること例

箇所典型的な抜け(有)建徳での処置
床→壁立ち上がり床合板の微小隙間発泡フォーム+テープ面処理
間仕切り下部施工後アクセス困難乾燥木材で気流止め
壁際気流が断熱材裏を走るPBボード+乾燥木材で気流止め

高気密高断熱って断熱を丁寧に施工するだけだと思われています。

「気流止めがないと断熱材の性能は絵にかいた餅なんです。」


気密シートは“貼る”ではなく“張る”

  • 弊社は断熱材とシートを別々に施工し、シワ5mm以上NG基準(→ シワは内部結露と気密性能低下のリスク)
  • コンセント・スイッチ部:BOX背面に補強パッド→貫通部をブチル系+コーキング処理

「完成後、一生見ることがない“壁の内側”に、美しさと緊張感を出す理由は“未来の修繕コスト”を減らすためなんです。」


.配管・配線まわり:小さな穴が“巨大な漏気”になる理屈

・下穴とは配管の隙間はコーキングやテープ処理

・発泡ウレタンは適材適所で過充填禁止

・室内での気密処理は誰でも一定の精度の確保が難しいので外部の体力面材で気密処理


長くなりそうなので次回その2で書きまーす。

2025/07/19  | ブログ,メモ,日記

家族の「寒い」「暑い」をゼロにする高気密高断熱住宅[現場のプロが語る“本当の快適”]

梅雨なのに猛暑が続き、雨が降らないなと思っていたら、全国で局所的なゲリラ豪雨。

ここ数年は今まで考えられないような異常な現象が多発していますね。

猛暑に豪雨、大地震など常識を超える事が今起きてますので、今できる最善の対策を心がけてくださいませ。


さて、表題の件で少しお話をさせていただきます。

冬の朝、裸足で床を歩くと「ひゃっ!」としますよね。

また夏の夕方、帰宅して玄関を開けると感じるあのムワッとした湿気──。
「高気密高断熱住宅」はそんな、家族の小さな声に応える技術です。

プロの現場で培ったノウハウを、家づくり初心者のあなたにもわかりやすく説明しますね。

「高気密高断熱住宅」がSNSや施工事例で盛んに話題ですが、実際の現場ではどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?室蘭工業大学名誉教授・鎌田紀彦先生が提唱した“新住協のQ1.0住宅”(超省エネ高断熱高気密住宅)をベースに、壁の中にこだわる本当の理由を解説します。

新住協のQ1.0住宅とは?──結露を防ぎ、省エネを極める

一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会(新住協)は、1984年に鎌田紀彦先生が「シート気密工法」を提案し、2002年には「ボード気密工法」を確立。

そこから発展した「Q1.0住宅」は、機械設備に頼らず断熱気密性能を最大化し、暖房エネルギーを半分以下に抑えることを目指しています。


現場での施工ポイント──気流止めと気密シートの威力

高断熱材を入れるだけでは性能は発揮されません。新住協の手法では、

  • 気流止め設置
    • 壁の隅々で空気の流れをシャットアウト→結露ゼロ
  • 防湿・気密シート施工
    • 断熱材と下地ボードの間に超気密層を形成→熱損失を最小化
  • C値(気密測定)で数値保証
    • 「測って」「合格して」「見える化」。家の隙間を可視化する安心感。

お客様の声:「冷たい廊下がなくなって、朝の支度がラクになりました」(沼田市・M様)


住み心地のリアルデータ──温度差のない快適性

  • 全室暖房でも暖房負荷が半減:Q1.0住宅なら、従来の個室暖房と比べてエネルギー消費が2分の1以下に。       エアコン2台で稼働が実現(上下階各1台)
  • 外気に左右されない安定した室温:冬の朝、廊下や脱衣室が冷えず、家中どこでも快適。              各室の温度差少ない。
  • 結露・カビリスクの大幅低減:壁内結露を防ぐことで、構造材のカビや腐朽も抑制。                構造材の長寿命化(将来のメンテコストを抑制)

デメリット&注意点──施工精度とコストのバランス

  • 施工ミスが致命傷に:気流止めやテープの小さな隙間が、断熱性能を大きく下げるリスクがあるので、新住協認定の加盟店での施工を推奨します。
  • 工期とコストがやや上がる:一般的な建売住宅に比べ、手間と人件費がかかるため価格は10~15%アップ。 ただし、光熱費削減と長期メンテナンスコストを含むライフサイクルで補える事でしょう。

群馬の地元工務店だからできる“安心の対応”

新住協加盟店として、地元の気候風土や湿気特性を熟知。

赤外線検査&C値試験:施工前後に数値で安心を保証

アフターフォロー:無料の毎年点検

地域ノウハウ:群馬の湿気対策・冬季融雪配慮もバッチリ


まとめ

「高気密・高断熱住宅」は、SNS上のトレンド以上に、現場での“見えない手間”が性能を左右します。

「高気密・高断熱住宅」はデータの話ではなく、家族の“寒い” “暑い” “ムシムシ”をゼロにするための施工技術。
初期コストはかかりますが、家族の健康と笑顔、長期のランニングコストを考えれば、むしろ賢い選択なのです。

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2025/07/12  | ブログ,日記