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見えないところにこそ価値がある。建徳の家づくり

前回の続き

家は家族を守る。
建徳の「6つの高品質」宣言 耐震性能その4

昨日の青森の大きな地震で、改めて[家の強さ]について気になった方も多いと思います。

こうしたニュースを見るたびに、「もし自分の家だったら?」と考える瞬間がありますよね。

実は、家の強さというのは「目に見えるデザイン」よりも、「見えない部分の積み重ね」によって決まります。

構造の組み方、金物の配置、壁の下地、断熱材の入り方…。

どれも完成した後は見えなくなってしまう部分ですが、そのすべてが暮らしの安心を支えています。

建徳が大切にしているのは、この[見えない部分の質]です。

たとえば、耐震等級3を実現するための構造計算や、現場での細かな調整。

図面どおりに組み立てることはもちろんですが、実際の現場では木材の癖や湿度の影響など、小さな違いが必ず生まれるのです。

それを読み取りながら、最適な状態に整えていくことで、家の寿命や安全性の差が出てきます。

また、断熱気密の仕上がりもやはり[見えない部分]です。

隙間があるかどうかは家が完成してしまうとわかりません。

でも、冬の朝に「この家は暖かい」と感じられるのは、施工の丁寧さが積み重なっているからこそなんですよね。

建徳では気密測定を行うことで、その見えない性能を数字で示し、お客様に安心していただけるようにしています。

家は一生暮らしていく場所だからこそ、見えないところに手を抜かない。

流行りのデザインや華やかな設備よりも、「構造=骨組み」「断熱気密」「防蟻」といった基盤づくりを丁寧に積み重ねることで、結果として長く安心して暮らせる家になります。

今回の耐震編でお伝えしたいのは、建徳が大切にしている[家づくりの考え]。

それは、どんな時代になっても変わらない価値観──見えないところを大切にする工務店は、お客様の暮らしを本気で守ろうとしている工務店であるということです。

これから家づくりを考えるあなたへ。

もし迷った時は、キッチンやデザインの前に「この会社は、見えない部分をどうつくっているか?」をぜひ聞いてみてください。

そこにこそ、その会社の姿勢と誠実さが現れます。


私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。


2025/12/09  | ブログ,性能,日記

社員大工が支える“構造の安心”。現場で見えること

前回の続き

家は家族を守る。
建徳の「6つの高品質」宣言 耐震性能その3

家の強さは、図面の上だけでは決まりません。

構造計算でどれだけ精密に設計しても、実際にその図面を形にするのは「人の手」です。

建徳では、設計から施工までをつなぐ存在として、経験豊富な社員大工が現場の中心に立っています。

たとえば、柱一本の[立て方]ひとつでも、わずかなズレが後の強度に影響します。

大工たちは寸法(精度)を確認しながら、構造材が正しく力を受ける角度や締め具合を読み取ります。

計算だけでは測れない「現場の精度」を保つのが、大工さんの大きな役割なんです。

建徳の現場では、耐震等級3の設計図をもとに構造金物の位置・梁の取り合い・壁の配置を確認しながら施工を進めています。

職人同士が声を掛け合い、図面にない微妙な調整をその場で判断。

こうした[現場力]があるからこそ、構造計算どおりの性能がきちんと発揮されるのです。

また、建徳の大工は社員として働いているため、家が完成したあとも関係が続きます。

自分が手掛けた家を定期点検で訪ねることもあり、[なつかしさや・さびしさ]等が実感する瞬間があるんです。

そんな愛着感が、現場の精度にもつながっていくんですよね。

ouchiは、人がつくるもの。

そして[人が守るもの]でもあります。

だからこそ建徳では、社員大工が胸を張って「この家は自分が建てた」と言える現場づくりを大切にしています。

次回は、「見えないところにこそ価値がある」──建徳が家づくりで大切にしている考え方をお話しします。


私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。

2025/12/06  | ブログ,性能,日記

耐震等級3って本当に必要? その意味と建徳の基準

前回の続き

家は家族を守る。
建徳の「6つの高品質」宣言 耐震性能その2

「耐震等級3って、そこまで必要なの?」という声を時々いただきます。

確かに、建築基準法を満たす“等級1”でも家は建てられます。

けれど、私たち建徳では全棟で耐震等級3を標準としています。

理由はひとつ、「いざという時に、家族を守る強さ」を備えたいからです。

少しわかりやすく言えば、耐震等級とは“家の強さの目安”です。

車でいうところの安全性能のようなもので、等級1が軽自動車、等級3はランドクルーザークラスの強度。

つまり、災害時でも“動ける”家を目指しているのです。

そしてもう一つ大切なのが、構造計算(許容応力度計算)

多くの住宅では、簡易的な壁量計算だけで建てられているケースもあります。

建徳では、全棟で構造計算を実施し、梁や柱の一本一本にかかる力を数値で検証しています。

これにより、地震の揺れだけでなく、雪や風などの外的荷重にも強いバランスの取れた構造が実現できます。

実際に現場では、構造計算の結果をもとに金物の配置や耐力壁の位置を細かく調整しています。

社員大工が図面と現場を照らし合わせながら「ここの梁を太くしよう」と判断することも少なくありません。

設計図と現場の職人の目が重なることで、初めて“数字に裏付けられた安心”が形になります。

耐震等級3というのは、単なる数字のランクではなく、「万が一の時も、家族を守れる設計思想」の表れです。だからこそ、建徳ではこの基準を“当然のこと”として続けています。

次回は、実際の現場で社員大工たちがどのように“構造の安心”を支えているのか、その裏側を少しだけご紹介します。


私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。

2025/11/27  | ブログ,性能,日記

地震の多い日本で、どんな家が本当に「安心」なのか?

家は家族を守る。
建徳の「6つの高品質」宣言 耐震性能その1

地震があるたびに、「うちの家は大丈夫かな」と不安になる方も多いと思います。

群馬県も決して地震が少ない地域ではありません。

山や川に囲まれた沼田周辺でも、ここ数年は体に感じる揺れが増えてきた印象です。

私たち建徳が考える「安心できる家」とは、ただ壊れない家ではなく、家族が安心して暮らせる時間を守る家です。地震が起きてもすぐに避難所へ行かなくてもいい、子どもたちがいつも通りの生活を続けられる──そんな日常を守ることが、本当の“耐震性能”だと考えています。

建徳の家づくりでは、全棟で構造計算(許容応力度計算)を行い、耐震等級3を標準としています。

これは建築基準法の1.5倍の強度にあたる設計基準で、消防署や警察署と同等のレベルです。

数字だけを見ると難しく聞こえますが、要は「家族を守るためのゆとりを設計に組み込む」ということなんです。

耐震性能が向上すると地震保険が割引になり、等級3だと割引率が50%になるのです。

実際に施工するのは、建徳の社員大工。

(社員大工の良い所は月給制なので、手間を惜しんでもお給料は一緒ですので時間が無いからと投げやりになりません。)

図面だけでは分からない構造の“力の流れ”を現場で読み取り、金物の位置や梁の取り合いを微調整しながら仕上げています。

経験と技術の積み重ねがあるからこそ、数字では見えない「安心感」を形にできるのです。

次回は、その「耐震等級3」がなぜ必要なのか、そしてどんな違いがあるのかを少し専門的にお話しします。

もし今、家づくりを検討されている方は、耐震性能を“デザインの裏側”としてぜひ意識してみてください。



私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。

2025/11/11  | ブログ,性能,日記