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耐震等級3って本当に必要? その意味と建徳の基準

「耐震等級3って、そこまで必要なの?」という声を時々いただきます。

確かに、建築基準法を満たす“等級1”でも家は建てられます。

けれど、私たち建徳では全棟で耐震等級3を標準としています。

理由はひとつ、「いざという時に、家族を守る強さ」を備えたいからです。

少しわかりやすく言えば、耐震等級とは“家の強さの目安”です。

車でいうところの安全性能のようなもので、等級1が軽自動車、等級3はランドクルーザークラスの強度。

つまり、災害時でも“動ける”家を目指しているのです。

そしてもう一つ大切なのが、構造計算(許容応力度計算)

多くの住宅では、簡易的な壁量計算だけで建てられているケースもあります。

建徳では、全棟で構造計算を実施し、梁や柱の一本一本にかかる力を数値で検証しています。

これにより、地震の揺れだけでなく、雪や風などの外的荷重にも強いバランスの取れた構造が実現できます。

実際に現場では、構造計算の結果をもとに金物の配置や耐力壁の位置を細かく調整しています。

社員大工が図面と現場を照らし合わせながら「ここの梁を太くしよう」と判断することも少なくありません。

設計図と現場の職人の目が重なることで、初めて“数字に裏付けられた安心”が形になります。

耐震等級3というのは、単なる数字のランクではなく、「万が一の時も、家族を守れる設計思想」の表れです。だからこそ、建徳ではこの基準を“当然のこと”として続けています。

次回は、実際の現場で社員大工たちがどのように“構造の安心”を支えているのか、その裏側を少しだけご紹介します。


この記事は、群馬県沼田市の有限会社建徳が執筆しました。

2025/11/27  | ブログ,性能,日記

地震の多い日本で、どんな家が本当に「安心」なのか?

家は家族を守る。
建徳の「6つの高品質」宣言 耐震性能その1

地震があるたびに、「うちの家は大丈夫かな」と不安になる方も多いと思います。

群馬県も決して地震が少ない地域ではありません。

山や川に囲まれた沼田周辺でも、ここ数年は体に感じる揺れが増えてきた印象です。

私たち建徳が考える「安心できる家」とは、ただ壊れない家ではなく、家族が安心して暮らせる時間を守る家です。地震が起きてもすぐに避難所へ行かなくてもいい、子どもたちがいつも通りの生活を続けられる──そんな日常を守ることが、本当の“耐震性能”だと考えています。

建徳の家づくりでは、全棟で構造計算(許容応力度計算)を行い、耐震等級3を標準としています。

これは建築基準法の1.5倍の強度にあたる設計基準で、消防署や警察署と同等のレベルです。

数字だけを見ると難しく聞こえますが、要は「家族を守るためのゆとりを設計に組み込む」ということなんです。

耐震性能が向上すると地震保険が割引になり、等級3だと割引率が50%になるのです。

実際に施工するのは、建徳の社員大工。

(社員大工の良い所は月給制なので、手間を惜しんでもお給料は一緒ですので時間が無いからと投げやりになりません。)

図面だけでは分からない構造の“力の流れ”を現場で読み取り、金物の位置や梁の取り合いを微調整しながら仕上げています。

経験と技術の積み重ねがあるからこそ、数字では見えない「安心感」を形にできるのです。

次回は、その「耐震等級3」がなぜ必要なのか、そしてどんな違いがあるのかを少し専門的にお話しします。

もし今、家づくりを検討されている方は、耐震性能を“デザインの裏側”としてぜひ意識してみてください。


この記事は、群馬県沼田市の工務店「建徳」がお届けしました。
私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。

2025/11/11  | ブログ,性能,日記