群馬でも震度5弱。改めて耐震の重要さ。
昨晩(2026年6月16日)の夜、茨城県南部を震源とする地震がありました。
群馬県内でも、太田市と千代田町で震度5弱。
沼田市を含め、県内の広い範囲で震度4の揺れを観測しました。
晩御飯の時間帯だったこともあり、驚いた方も多かったと思います。
「今回はよく揺れるな」と感じた方もいるのではないでしょうか。
今回の地震は、気象庁の発表では、群馬県の活断層が直接動いた地震ではなく、フィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生した地震とされています。
つまり、「群馬県内の活断層が動いた地震」とは違いますが、
だからといって、群馬の家づくりで地震を軽く考えていいわけではありません。
今回の地震をきっかけに、改めて感じたことがあります。
それは、家づくりにおいて耐震性能は、やはり最初からきちんと考えておくべきだということです。
茨城県南部の地震は、数年おきに起きている
少し調べてみたら、
茨城県南部周辺は、関東の中でも地震活動が活発な地域です。
茨城県南部や南西部のやや深い場所では、フィリピン海プレートや太平洋プレートの影響を受けた地震がたびたび起きています。
M5〜6程度の地震も、数年に1回程度の割合で発生しているそうです。
実際、今回の地震の少し前、2026年4月1日にも茨城県南部を震源とする地震がありましたが、
このときは、栃木県真岡市で震度5弱を観測しています。
つまり、今回だけが特別というより、関東に住んでいる以上、こうした地震はこれからも起こり得るものとして考えておく必要があります。
群馬県でも震度5弱は起きている
群馬県は海がないため、津波の心配は比較的少ない地域と、
地震に対しても「群馬はそこまで心配しなくても大丈夫」と感じている方もいるかもしれません。
でも、群馬県でも過去に震度5弱の地震は起きているのです。
2018年6月17日には、群馬県南部を震源とする地震があり、渋川市で震度5弱を観測しました。
今回のように、茨城県南部を震源とする地震でも、群馬県内で震度5弱を観測しています。
群馬は、まったく揺れない地域ではありません。
むしろ、関東平野の北側に位置し、周辺の地震の影響を受けることもあります。
だからこそ、群馬で家を建てるときにも、地震への備えは欠かせません。
群馬県にも活断層がある
今回の地震は、群馬県の活断層が直接動いたものではありません。
ただし、群馬県に活断層のリスクがないわけではありません。
群馬県内や周辺には、深谷断層帯、太田断層、片品川左岸断層、大久保断層など、地震被害を考えるうえで無視できない断層があります。
活断層による地震は、今回のようなプレート境界型の地震とは揺れ方や震源の深さが違います。
震源が浅い場合、震源に近い地域では強い揺れになる可能性があります。
もちろん、地震がいつ、どこで、どの規模で起きるかを正確に予測することはできません。
だからこそ、家づくりでは
「この地域はたぶん大丈夫」
ではなく、最初から地震を前提に考えておくことが大切だと思います。
建徳が耐震等級3を大切にしている理由
建徳では、耐震等級3を標準にしています。
耐震等級3は、住宅性能表示制度における耐震性能の最高等級です。
ただ、私たちが大切にしているのは、「耐震等級3」という言葉だけではありません。
本当に大切なのは、その耐震性能にきちんと根拠があるかどうかです。
家は、建ってしまうと構造の多くが見えなくなります。
柱、梁、耐力壁、床、接合部、基礎。
完成したあとに見えるのは、きれいな内装や外観が中心です。
でも、地震のときに家族を守るのは、見えなくなる部分です。
だからこそ建徳では、見た目だけではなく、構造の根拠まで大切にしています。

構造計算(許容応力度計算)で確認する
木造住宅の耐震性は、壁の量だけで決まるわけではありません。
もちろん、耐力壁の量は大切です。
ただ、それだけでは不十分です。
壁の配置バランスが悪ければ、地震のときに建物がねじれるように揺れることがあります。
梁や柱、接合部、基礎にどのような力がかかるのかも確認しなければなりません。
そのため、建徳では構造計算(許容応力度計算)を行っています。
許容応力度計算では、建物にかかる力をより細かく確認します。
柱や梁は十分か。
壁の配置は偏っていないか。
床の剛性は確保されているか。
接合部や基礎まで含めて、安全性が確認できているか。
「なんとなく強そう」ではなく、計算で確認する。
これが、建徳が大切にしている耐震の考え方です。

耐震を見える化する
さらに建徳では、wallstat(ウォールスタット)による耐震シミュレーションも活用しています。
wallstatは、木造住宅が地震の揺れを受けたときに、どのように揺れるのか、どこに負担がかかりやすいのかを動画で確認できるシミュレーションソフトです。
構造計算の数字は、とても大切です。
ただ、お客様にとっては、数字だけを見ても分かりにくい部分があります。
でも、建物の揺れ方が見えると、耐震の大切さは伝わりやすくなります。
地震のとき、家がどう動くのか。
どこに力がかかるのか。
耐震等級3の家と、そうでない家では何が違うのか。
そういったことを、できるだけ分かりやすく確認できるようにするために、建徳ではwallstatも活用しています。

地震は「来るかどうか」ではなく、「来たときどう守るか」
今回の茨城県南部の地震は、群馬県の活断層が直接動いたものではありませんでした。
それでも、群馬県内で震度5弱を観測しました。
そして、群馬県には県内や周辺に活断層もあります。
地震は、いつ来るか分かりません。
ただ、分からないからこそ、家づくりの段階で備えておく必要があります。
建築基準法を満たしているから終わり。
耐震等級という言葉があるから安心。
そうではなく、本当にその家が地震に対してどう備えているのか。
そこまで確認しておくことが、これからの家づくりには必要だと考えています。
建徳では、耐震等級3を標準にし、許容応力度計算で構造を確認し、さらにwallstatで揺れ方の見える化にも取り組んでいます。
家は、完成したときだけ良ければいいものではありません。
10年後、20年後。
そして、もし大きな地震が起きたあとも、家族を守れる家であること。
群馬で家を建てるなら、デザインや間取りだけでなく、耐震性能までしっかり確認しておきたいですね。
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