今年の雪、ちょっと早くない? 沼田の朝が一気に冬モードに
昨日、群馬県に大雪警報が出ていました。
とはいえ、夜の20時ごろの沼田はまだ静かで、夕食後子供たちと窓を見ながら「本当に降るのかな?」という感じだったんですよね。
正直、12月に入ったばかりなのであまりピンと来ていなくて、「まぁ多少舞う程度かな」なんて思いながら寝たのですが、今朝いつものようにカーテンを開けたら、 一面まっ白。
「おお、積もった…」と、つぶやいてしまいました。

例年は「クリスマス前後」が本番なのに
長年沼田に住んでいると、なんとなく「本格的に降るのはクリスマス前後」
という冬のリズムみたいなものがあるんですよね。
・12月上旬にチラチラ初雪
・クリスマスあたりから本気モード
・1月〜2月でドカっと来る
ざっくりですが、毎年こんなイメージです。
それが今年は、少し早めにドンと来た感じでした。
体感的にも、「あれ? もうこんなに積もる?」という朝だったんですよね。
南岸低気圧と寒気の“タイミング一致”
本来、関東の南側で雪(いわゆる下雪)が降るのは1月後半から2月のイメージが今回は降りましたね。
今年は、
12月の段階で関東北部まで強めの寒気が入り込み、さらに日本海側からの雪雲が内陸まで届きやすい気流配置になった影響かなと。
気になって、天気図や気象の解説を少し調べてみたんですが、どうやら今年は、 上空の偏西風がいつもより南に下がり気味なんだそうです。
その影響で、12月の段階で「関東南」まで寒気がスッと入り込んだとのこと。
だから
今年は早くに雪が降ったようです。
(雪対策の準備が進んでないと思われるので事故やケガが心配になります。)
関東南まで冷たい空気が届くということは、その手前にいる 北関東・沼田あたりは、当然もっと冷えるわけですよね。
そこにちょうど、日本海側で発生した雪雲が、上空の風に乗って内陸まで届きやすい流れになっていた。
その結果が、
・夜の20時ごろは「まだ降ってないね〜」
・寝ているあいだに静かに雪雲がかかり続けて
・朝起きたらしっかり積雪していた
という、流れだったようです。
沼田って、日本海側のドカ雪エリアと、関東平野以南の下雪エリアのちょうど中間。
風向きと寒気の入り方次第で、降り方がコロッと変わる、なかなかクセのある地域だなと、あらためて感じました。
雪が降り、暮らしも現場も一気に冬モードに。
今朝は、会社に向かう途中の道でも、雪かきをしているご近所さんや、白い息を吐きながら登校する子どもたちの姿が目に入りました。
現場でも、
「今日は足元すべるから、気をつけよう」
「スタッドレス早めに替えといて良かったです」
なんていう会話から一日がスタートです。
寒いんですが、こういうやりとりに、
「今年もいよいよ冬が始まったな」と実感するんですよね。
こういう日にこそ【家の性能】がよく分かる
弊社建徳にとっては
[家の性能がもっとも体感できる季節]でもあります。
・外が氷点下でも室内の温度が安定する
・結露が出にくい
・各部屋の温度差が少ない
・暖房の効率が良い
など、雪の日こそ住宅のクオリティを感じやすい時期。
お引き渡し後のお客様から
「去年より明らかに暖かい」
「雪の日でも長袖1枚で快適です」
という声をいただくのも、ちょうど今の季節です。
こういう部分が、以前の住まいとの違いとして、すごく分かりやすく出てくるんですよ。
雪の日というのは、
「図面上のC値や断熱性能の話」が、「体感レベルの話」に変わるタイミングでもあります。
数字だけじゃなくて、「あ、たしかに違うね」と実感してもらえる季節なんですよね。

今年の冬は、まだ序盤戦
今回の積雪は、まだ冬の入り口みたいなものですが、例年より少し早くスイッチが入ったような印象でした。
このあと、例年どおりクリスマス前後にもう一段寒気が来るのか、
それとも今年らしく気まぐれな寒気が出たり入ったりするのか。
どちらに転んでも、沼田の冬と上手に付き合いながら、
「冬でも快適に暮らせる家づくり」を続けていきたいなと思っています。




