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【保存版】GX ZEH時代の家づくりガイド|2027年以降に建てる人が知っておくべきこと「群馬 工務店」

 HPをリニューアルしたのは良いんですが、相変わらずブログのペースが上がりません。

弊社も急激なインフレの影響で新築物件は今現在ゼロです。

リフォームでは数年前より始めた「性能向上リノベ」が好調で有難いことに現場はフル回転です。


 さて、表題の「GX ZEH(ジーエックス・ゼッチ)」という言葉を最近よく耳にするようになりました。
これは、2027年4月から正式に始まる新しい省エネ住宅の基準のことです。
これまでのZEH(ゼッチ)とは何が違うのか?
これから家を建てる方は、どんな点に気をつけるべきなのか?

ここで、現場で家づくりを続けてきた私の目線で、できるだけわかりやすく解説します。


■ GX ZEHとは?簡単に言うと「次世代型の省エネ住宅」

GXとは「グリーントランスフォーメーション」の略で、
エネルギーを自給し、災害にも強く、CO₂排出を減らす家を目指す考え方です。

これまでのZEHは「太陽光発電で年間の消費エネルギーをゼロにする」ことを目的にしていましたが、
GX ZEHでは、さらに

  • 断熱性能の強化(断熱等性能等級6以上)
  • 再エネを活用しやすい設計
  • 蓄電池+HEMS(エネルギーマネジメント)による自家消費

が求められます。

まり、GX ZEHは「つくる省エネ」から「備える省エネ」へ進化した家なんです。


■ 2027年から家づくりがどう変わるのか?

経済産業省が発表した内容では、2027年4月以降、
新築住宅は順次GX ZEH基準を満たす方向にシフトしていきます。

性能面はもちろん、停電時や災害時にもエネルギーを自立して使える家が主流になります。


■ 群馬の家づくりとGX ZEHの相性

群馬のように寒暖差の大きい地域では、断熱・気密・通気のバランスがとても重要です。

冬の冷え込み、夏の猛暑に耐えながらも、光熱費を抑え、快適に暮らせる家を建てるには、
C値(気密性能)とUA値(断熱性能)の両立がポイントです。

建徳では、すでに
「トリプル性能保証住宅(耐震・断熱・防蟻)」をベースに、GX ZEH時代を見据えた仕様の検証を始めています。


■ 補助金や認証制度も変わってくる

GX ZEH対応住宅では、補助金制度も新しくなります。
現行の「ZEH支援事業」は2027年度以降、「GX住宅支援事業(仮称)」として再構築される見込みです。
内容はまだ発表途中ですが、
太陽光+蓄電池導入で優遇枠が広がる方向です。

建築コストが上がる分、補助金を上手に活用することが大切です。


■ 弊社からのひとこと:数字よりも“想い”を忘れずに

性能を数値化することは大切です。
でも家づくりの本質は、「家族が安心して笑って過ごせる空間をつくること」だと私は思っています。

GX ZEHの基準は、あくまでそのための“道しるべ”です。
制度や数字に振り回されず、
暮らしの質を高めることを第一に考えていきたいですね。


■ GX ZEHは“未来への備え”の家

これからの家は、
「地球にもやさしく」「家族にも安心で」「エネルギーにも強い」
そんな“三方よし”の時代に入ります。

建徳では、2027年以降も、
地域の気候に合ったGX ZEH住宅をしっかり提案していきます。

2025/10/15  | ブログ,メモ,日記